🛣️浜松湖西豊橋道路のルート案が公表されました!
三ヶ日ジャンクション(浜松市)から三河港区域(豊橋市)を結ぶ浜松湖西豊橋道路の詳細なルート案が公表されました。これまで複数のルート帯が検討され、社会資本整備審議会道路分科会では最終的に政策目標を達成する西側ルート案が妥当であると判断されてきました。
今回はその詳細なルートと対策方針(案)が公表され、計画の具体像が見えてきました。
🗺️ルート案のポイント
今回公表されたルート案は、愛知県区間約14.1kmを含む全長約26〜28kmの自動車専用道路で、東名高速道路・新東名高速道路・国道1号・名豊道路といった東西の幹線道路を南北に結ぶ新しい軸となります。豊橋市雲谷町八尻から老津町後田までの愛知県区間は嵩上(盛土)構造・高架橋・トンネルから構成され、特に雲谷町から藤並町までの約4.7kmはトンネル構造で国道1号や新幹線の地下を通る計画です。トンネル西側坑口付近には豊橋インターチェンジ(仮称)を設置し、東三河環状線の「動植物園西入口交差点」と接続する案が示されています。
トンネル以西は高架橋が約5.5km続き、その先で嵩上構造となります。さらに、大崎北ジャンクション(仮称)では国道23号名豊道路と立体交差し、老津町付近には三河港インターチェンジ(仮称)が整備される計画です。これらの構造により、既存道路との立体交差や沿線景観への配慮が図られています。
🏞️市民に期待される効果
公表されたルート案による浜松湖西豊橋道路の整備には、次のような効果が期待されています。
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産業・交流の活性化
三河港や全国有数の農業地帯を有する豊橋市では、高速道路へのアクセスが大幅に向上し、物流機能の強化と地域産業の発展、広域からの交流人口増加が見込まれます。新たに設置されるインターチェンジやジャンクションにより、東名・新東名・名豊道路などとの連携がスムーズになります。 -
防災・減災への貢献
南海トラフ地震などの大規模災害時には、緊急輸送路として人命救助や物資輸送を支えるだけでなく、道路ネットワークの多重化により既存道路が被災しても代替路を確保できるようになります。 -
生活環境と安全の向上
通過交通と地域交通が分離されることで市街地の渋滞が緩和され、大型車の生活道路への流入が減少します。二川地区ではトンネル構造が採用されており、山並みや歴史的景観への影響を抑える配慮が盛り込まれています。
💭杉浦正和の考えとお願い
近くの地域に住む住民として、そして愛知県議会議員として、今回公表されたルート案におけるトンネル構造や景観への配慮が示されたことを評価しています。歴史や自然を守りながら、地域の未来を切り拓く道路計画であるべきだと考えています。
この道路は豊橋市の産業発展や防災力強化に大きく寄与する可能性がある一方、巨額の事業費を要する大規模プロジェクトです。国・県・市が緊密に連携して透明性のある情報提供と環境への配慮を徹底し、早期完成を目指していくことが重要です。地域・地権者の皆様には、今後の手続きへのご理解とご協力をお願い申し上げます。
📅説明会について(最後にお知らせ)
ルート案公表に伴い、都市計画素案の説明会が豊橋市内で開催されています。この記事が配信される頃には第3回まで終了している予定ですが、第4回説明会が11月22日(土)10時からライフポートとよはし(コンサートホール)で予定されていますcity.toyohashi.lg.jp。同じ内容での最後の回となりますので、関心のある方はぜひご参加ください。